読了(093/100)

下北サンデーズ (幻冬舎文庫)

下北サンデーズ (幻冬舎文庫)

小劇場に芝居をかけてる下北の劇団のお話。十年やってもまだまだ一番小さいハコでやってた劇団がゆいかという新人がやってきてから1年で下北の劇場をどんどん大きなハコでやれるようになり…という大筋だけ話すとサクセスストーリーなのかなと思えそうなお話でした。まあサクセスストーリーといわれればそうだろうけど、その中には成功していく時につきものな人間の欲だとか絡まりあう人間関係なんかも含みつつ。
この話はササーっと読めるんだけどココが!!!というところが弱い気がするなあ。ゆいかがラッキーガールすぎて入り込めないのも要因だろうけど。座長の人となりというかこういう男でないとつとまらないというのは若干わかる気がしないでもない。ああいった人ってテレビに進出してきてもそうだけどちょーイケメンってわけでもないけどモテるよねー。それはわかる。そして自分もそんな一人だったりする…。