読了(007/100)

黒と茶の幻想 (上) (講談社文庫)

黒と茶の幻想 (上) (講談社文庫)

黒と茶の幻想 (下) (講談社文庫)

黒と茶の幻想 (下) (講談社文庫)

梶原憂理が絡みながら4人の男女がY島を旅する、美しい謎を解き明かそうとする美しい謎に満ちた物語。
愛情が色んな方向へ向かってる4人。彼ら自身の封印していた過去を互いに話していくうちに誰かが推理してくれたり、自分で思い出したり。Y島という不思議な空間だから、この年齢だからできた旅。
憂理という謎な存在が不思議に絡み合い恩田さんらしい雰囲気が漂う作品でした。長いけどサラッと読める。
個人的には彰彦が一番好きなのですが、節子の章がよかったです。蒔生と利枝子はイライラするww