死神の精度

krur2008-01-27

完成披露試写会にて。
石田くんがかっこよかった!

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以下追記。

舞台挨拶あり。登壇者は金城武さん、小西真奈美さん、富司純子さん、光石研さん、石田卓也さん、村上淳さん、奥田恵梨華さん、筧昌也監督。
金城さんが日本映画に主演するのは6年振り、との事については映画を撮ってるうちのひとつであり、他の仕事で日本に来てるからそんな感じがあまりしない、と本人談。金城さんは見た目よりもトークが楽しい人だなーという印象。コニタンは顔が小さい!とそればかり思ってたけど彼女のコメントは案外しっかりしている。富司さんは美容師という役柄だからそう見えるように稽古した、と言っていた。さすがの貫禄。光石さんはヤクザの藤田役で、役と通じるところは?という質問でヤクザじゃないから、と前置きしてたのがおもしろかった。石田くん(彼が見たくて行った部分もありますww)は雨に濡れるシーンばかりで体力的にもきつかった。で、ムラジュンはあの舞台の上でもムラジュンというかおかしな人でした。金城さんの事が好きで一緒に仕事できて嬉しかった、とか言いながらも自分のペース。奥田さんはごめんなさい全然知らなかったんだけど、生で見た方が美人さんでした。監督が最後客席をカメラで撮影してた。


映画は原作の世界をそんなに壊すことなく描かれていた。正直金城さんが千葉というイメージを持てなかったけど、人ではない死神である千葉が淡々としているその様がすごくよかったです。原作ではエピソードがいくつかある中で実はどこかが繋がってた、という話だったけど、映画は古い世代からどんどん時を経ていく。で、それが全て繋がってたわけだけど、原作のエピソードをその中に織り交ぜながら映画用に肉付けしていく感じかな。千葉が死神であるがために普段普通に使ってる言葉の意味が通じなかったり、音楽を聴いている時の千葉だったり、とぼけた感じで自然と笑ってしまうシーンがたくさんあった。死神が白い手袋をしていないで触ってしまった時も視覚的にわかりやすいし。原作を知らなくても全然楽しめると思う。吹越さんの出番はちょー少ないです。役的にしょうがないけどヘンはおじさんでしかないww藤田さんと阿久津のところは原作でもすごく好きだったんだけど、光石さんかっこよかったなー。そこでも千葉はやはり笑えることをしてたりで人間と死神の温度差がすごく楽しい。あそこのシーンで別の死神たちがいるんだけど、その中に森下さんがいた!森下が死神wwwwwラストは千葉にも奇跡が起こるのです。原作のラストもすごく好きだけど、当たり前だけど大切なことがすごく見た目に印象的に見せられるので映像化もいいものなのかもしれない。