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ゆめつげ (角川文庫)

ゆめつげ (角川文庫)

大まかに言うなら「夢告」をして事件解決!なんだけどその裏にはあらゆる陰謀が渦巻いていてそのせいでちょっと?かなり?大変な事件に巻き込まれてしまった禰宜のお話。神社の息子2人が借り出された内容は札差の息子がどの子かを探してほしい、という依頼。ただこの息子探しには札差夫婦の事もからまりあってたりで一筋縄ではいかない。時代背景的に神官の立場だとか幕末の動乱期で浪人が増えてるだとか個人的にも好きな時代の話だったからすんなりと読み進められた。畠中さんの作品はキライじゃないけど殺されるだとかそういった内容を含むものが多い気がするよね。あと不思議な事が起こる設定。今回は夢告だったけどまたこの夢告が色々と負担が多くて大変そうだった。心理的にドキドキするんだけどこいつがあやしいな…というのが結構早い段階からめぼしがついたから先が気になりすぎて読み進められたんだけど、時代的なものもあるんだろうけど物騒な話だったなあ。まとまらない…。