読了(073/100)
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2008/02/29
- メディア: 文庫
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志半ばで東京の銀行員生活を辞め故郷である八保市に帰ってきた紺屋長一郎。バイトで犬探しをしたことがあったから犬探し探偵事務所を開いたつもりが普通の探偵事務所だと思われて仕事が舞い込んできた。後輩のハンペーが自ら志願して歩合制で一緒に仕事するようになる。ちょっとした人探しのハズが事件を紐解いていくとなかなかにこわい事件が実は起こっていて、その解明にもなってしまったんだけど、うーんネットの怖さも一緒に味わってしまった。
主人公の紺屋は米澤さんの作品だと小鳩くんよりは奉太郎の方が近いかな。仕事にすごくやる気があるわけでもないけど、GENというチャット仲間の手助けも借りてだけれど、自分の推理で事件のあらましを解いてしまった。個人的にはハンペーの方が好きだけど。これはどちらかというと映像化しやすいかなあーと思うんだけど、されたらされたで嫌だしなー。