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猫と針

猫と針

キャラメルボックスで演じられた作品。小説ではなくて戯曲です。最初からちょっとじわーっと不気味ななんともいえない空気感で台本書いても恩田色ありまくりだなあ、と思ってたけど、鍋の辺りとかはすごくこわかった。さすが恩田さん。その場にいないオギワラが話の中心に深く絡まってきて、でも最後は結局すっきりと解決しない辺りが恩田さんというかなんともいえない感じなのです。恩田さんって男女がこうやって集まって過去の話をしたり、っていうのがいくつかあるんだけど、ちょっと同じ感じがしないでもないのが残念なところ。