2008-05-29 読了(051/100) BOOK 福袋作者: 角田光代出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/02/15メディア: 単行本 クリック: 35回この商品を含むブログ (59件) を見る角田さんの作品ってちょっとこわいんだよな。あーわかるわかるーと思う日常の中にすごくこわい事があるというか、人間の狂気だったりちょっと行き過ぎた行動だったり、でもそれって一歩間違うと誰にでも起こりそうだっていう点でこわいんだよなあ。いきなり同棲しはじめた彼女が犬を虐待してないか毎日12時くらいまで見張っててしかもクリスマスの日でもそうで最終的には盗んで助け出すというこの狂気じみた行動とか常に起こる事じゃないけど実際問題間近でこんな人がいたらこわいんだよなあ。あとすっごくハッピーってわけじゃないけどこんなもんかなあという日常がそこにあるのが角田さんな気がする。角田さんってあーもーなんかちょっとイラつくーと思う女性が主人公な作品を立て続けに読んでからちょっと読むのやめようかなーと思ってたんだけど、この作品は似たような設定だとかがあったりはしたけど角田さんを控えてた分案外楽しめた。