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赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の盛衰、三世代の女たちの生き様を描いた、紅緑村のすこし不思議な空気感のあるお話でした。山のひとである万葉は千里眼奥様となり家を支え、その娘毛鞠はレディースから偉大なる漫画家になり万葉とは違う意味で家を支え、そんな祖母と母のようになれないと思っているニート瞳子瞳子の時代になるとミステリー色が少し出てくるんだけど、それはそんなに気にせず読める。どの章もおもしろかったけど、万葉の話が一番好きかなあ。毛鞠の話は寝取りの百夜と毛鞠の最後が切ない。