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あしたの私のつくり方

あしたの私のつくり方

寿梨は人の顔色ばかりをうかがって生きてる。家でも学校でも。みんなに置いていかれないようにその人にとって価値のある自分を演じようとしている。生きてる価値とか自分じゃわからないし、誰かに必要とされたい、一人になりたくない、っていう気持ちは多かれ少なかれ、人間の心の奥底にはある感情だなーと思う。かっこわるい今の自分が嘘の私、本当の私はこんなのじゃない。そう思っていた2人が寿梨のメールにより色んな気持ちを乗り越え成長していく過程はわかる部分もたくさんある。どんな瞬間だって自分は自分なんだろうね。甘酸っぱくて読了後は爽やかな気持ちになりました。