読了(092/100)

むかしのはなし (幻冬舎文庫)

むかしのはなし (幻冬舎文庫)

昔話を元にした短編集。それぞれが元になっている昔話があって要約がついていた。短編集だけどひとつひとつがどこかで繋がっていて最後まで読むとひとつになっている。
3ヶ月後に隕石がぶつかって地球が滅亡すりけれど抽選で選ばれた人だけが脱出ロケットに乗れると決まった。死を前にした時人はどう生きるだろうか?生き残った場合人はどう生きるだろうか?どの話も主人公が語ってるように書かれていてその彼らの語る言葉は愚かだったりもするけどでもそれが人間だよなあ。モモちゃんのように生まれた時から死ぬ事は決まってると言えるのか。なんだか心に残る作品でした。一番最後の話で全てが繋がるのでこれが一番わかりやすいかな。