死にぞこないの青

原作は読んでないけど大まかなあらすじから予想できた通りに重たく暗く切ないシーン満載でした。そういったシーンは見ていて楽しい気分にはなれないし後味が悪いんだけど最後は一応ハッピーエンドだったのでよかったのかな。でも全般的に手放しで好きにはなれません。最初はアオの存在とかがこわかったんだけど話が進んでいくとアオよりも生きてる人間の悪意だとか負の感情の方がこわい。羽田のマサオに対する接し方も見ていて虫唾が走るというかつらいし苦しい。アオだけがマサオの気持ちをわかってくれてる状況なんてさみしいよなあ。そんなマサオと羽田の結末。マサオとアオの最後のシーン。アオは全然こわくない。アオは誰の心の中にもいる、そんな感情と一緒で。でも最後はマサオも羽田もスッキリとできたのだろうなあ。羽田の愚かさだったりとか人の感情がすごくこわくて色々と考えられる作品でした。
ゆうさんは先生モードだと髪をきっちりとわけていて昭和テイストw私服の時はいつものゆうさんな髪型。雨の中黒い雨合羽を着てると大きいから死神みたいでおそろしい。これホントにイケパラと同時期に撮影してたのかなー?と思うくらいにこっちの方が全然演技がいいんだけど。マサオくんを足蹴にしてる羽田とかホンキでこわいし最低だしちゃんと羽田に見えました。一番はやっぱり須賀くんだけどそれでもゆうさんもちゃんといい演技だできてたと思う。美月ちゃんのアオも特殊メイクで手は拘束されてて大変だっただろうなあと思える姿だけどしっかりこわいしどんどんとアオも変化してきているんだけどそれがきちんとわかったし美月ちゃんもよかった。