読了(088/100)

容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身 (文春文庫)

ガリレオ先生の人間的な一面がかなり出てきたお話でした。最終的にはまったく違うところに行き着く事件だったけど今回はガリレオ先生の実験炸裂ーというお話ではなくて、もっとこう、彼ならこうする、といった感情面の方が強かった。でも流れとしては完璧ですよね、短編集をテレビでやって長編を映画って。間にサッと軽く出来そうなところもあるし、映像化しやすそうな話ではあった。
タイトル通りの内容だったけどここまでやるか?というくらいの献身っぷり。ラストは全てが悲しい結末になってしまったなあ。短編集の方が個人的には好きかもしれない。
映画もスカッとは終われないんだろうなあ。湯川と草薙の友人関係的な記述もあるからこれをあの2人に置き換えるとどうなるだろう?とは思う。やっぱり草薙刑事がよかったなー。