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月の裏側 (幻冬舎文庫)

月の裏側 (幻冬舎文庫)

恩田作品を初めて手にした記念すべき作品。その時は導入部だけでふーんといった程度でやめてしまったのでトラウマ作品なんだなー。恩田作品ファンとなり改めてリベンジと意気込んで読んだけど過去の自分が嘘のようにおもしろかった!恩田作品って思えば導入部がたまにアレレなかなか波に乗れないな、という作品があって、これもそれに入ってしまったのかなーと思い返してみた。
話としてはホラーじゃないのかなと思うくらいにこわい。自分が自分であるのか、それとも盗まれたのか。みんながいなくなる孤独。こんな事件が起こっているのか…と主要登場人物4人が確信に触れた辺りからはホンキでこわくなってきた。そしてラストもこわいです。でも続きが気になるからやめられないんだなー。たまにはこういった話もいいですね。