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火車 (新潮文庫)

火車 (新潮文庫)

こんな恐ろしい事件があるのか?と思うくらいにおそろしい。ある人物が、ある人物を亡き者にして成り代わる。こんな事ってあるんだろうか?でもやろうと思えばできそうだから尚怖い。たった一つ、カード破産してた、という出来事からどんどんと暴かれる真実。掘り下げていくとどんどん明らかになる手口。こんなにも用意周到に準備していたんだ、このためにこうしていたんだ、という事を考えるとおそろしい。でも先へ先へ、どうなってるの?と話の先が気になってしょうがないくらいにおもしろかった。
終わり方について、これはこれでいいかな、と思う。確かに最後に向かって尻すぼみ感も感じるけれど。