読了

クロスファイア(上) (光文社文庫)

クロスファイア(上) (光文社文庫)

クロスファイア(下) (光文社文庫)

クロスファイア(下) (光文社文庫)

2000年に矢田ちゃん主演で映画化されたのは当時見たけど、うろ覚えな記憶と全く違う内容だった!と思ったら燔祭も使ってオリジナルストーリーな映画らしい。実はまだ鳩笛草読んでないからなあー。
パイロキネシスという超能力者な淳子が悪を倒すために奔走するんだけど、たくさん殺しまくる。正義という大義名分を振りかざして人殺しをする。そういう意味ではすごくこわい。淳子はなんのために力があるの?ことと思い役立てたいとしてそんな行為を繰り返すわけだけど。最後はもうかなしかったです。でも人に愛し愛されていきたいという人との横のつながりとか、そんなものが感じられたかな。かなしいけれどそれだけではない。やっぱり宮部さんの作品だな、と思います。